2006年01月22日

オサマ・ビンラディンの推薦でバカ売れの本

 アメリカの歴史学者ウィリアム・ブルムの著書Rogue State: A Guide to the World's Only Superpower(邦訳アメリカの国家犯罪全書がバカ売れしているという。なぜかっていうと、あのテロリスト、オサマ・ビンラディンの「推薦図書」だからだ。

 オサマ・ビンラディンが先日久しぶりに発表したメッセージの関連部分は以下の通り(AP通信がアラビア語から英語に訳したものをさらに私が日本語に訳す)。
ブッシュが嘘と抑圧を続ける決意をするのならば「アメリカの国家犯罪全書」を読むといいかもしれない。この本の前書きには「もし私が大統領ならばアメリカへの攻撃をやめさせる。まず、すべての未亡人と孤児、拷問を受けた人に謝罪し、次にアメリカによる諸外国への介入は永遠に終わったと宣言する」と書かれている。
 この発言が伝えられたことで、米アマゾンではこの本の売り上げランキングが20万5763位から一気に26位に躍進したそうだ。これを書いている日本時間22日の午後5時半の時点では20位にいることを確認した(ランキング画面)。

 しかし、オサマ・ビンラディンに評価された学者っていうのはいかなる心境か…と思ったら、ショックながら喜んでいるという。正直な人だ。日本の学者だったりしたら、顔をしかめて「迷惑です」とか言いながら、裏で印税の計算などしていそうな感じだけど。

 この本が数年前に出たとき、本屋でぱらぱらみただけで買わなかった。さっそく図書館で予約というか取り寄せる手続きをしたところだ。

 手続きをしてから気づいたのだが、実はオサマ・ビンラディンは勘違いしていて、上記の記述があるのは「アメリカの国家犯罪全書」ではなくて、ブルムのFreeing the World to Death: Essays on the American Empireというエッセイ集(こっちは邦訳なし)のカバー裏なのだそう。いずれにしてもブルムが相当お気に入りのようだ。


posted by らくだ at 17:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする
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