2005年11月07日

「子の心親知らず」

 父が治療を受ける病院を替えたため、入院が遅れている。きょうは新しい病院で入院についての説明があった。前の病院とはもう全く違うってことを改めて実感した。

 部屋の説明の際、いきなり「6人部屋でいいですか?」と聞いてきた。こっちは「はい、そりゃあもう、もちろん!」と言おうとして父を振り返ったのだが、父は病室の一覧表を見て「2万1000円の個室がいい!」と言う。えっ、なんだって? 一瞬耳を疑った。

 だって前の病院は「空き部屋がないから2万1000円の個室になりますが、いいですね」って感じでかなり強引に進められちゃって、何も言えなかった。『いくら部屋がいっぱいだからって、2万円余りもするのはちょっと高すぎるんじゃないの?』ってところから不満がブスブスとくすぶり出したんじゃなかったっけ…。

 それで私は差額ベッド代のことなどをいろいろ調べて「やっぱこんな病院に入院するのはまずそうだ」と、知人のツテを頼って違う病院を紹介してもらったっていうのに。検査入院でいい個室に入っちゃって味をしめたかな。

 今度は4〜5週間の入院になるんだから、もうちょっと質素にしようよ。頼むからさ。「親の心子知らず」とは言うけど、これじゃ「子の心親知らず」になっちゃうじゃん。

 病院側は「本人の希望第一ですから」と言い、第1希望は1人部屋、第2希望は2人部屋とメモを取り出した。聞いてみると、この病院では差額ベッド代のいらない6人部屋が一番早く空きそうだという。一番高価な個室ばかりが目だって多かった前の病院とどこまでも正反対だ。保証金(前納金)も一切いらないっていうし。

 前の病院で治療を受けていたら10月31日に入院している予定だった。治療に取り掛かるのが遅れているので私はあせっている。個室なんて待っていたらいつになるか分からないとので、「早く入院したほうがいいから、6人部屋が先に空いたら6人部屋でもいいでしょ!」と強引に迫って承諾させた。今週中には入院できそうだけど、果たして何人部屋になるんだろう? ま、個室でもいいか。

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posted by らくだ at 22:29 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする