2005年07月31日

北朝鮮に負けた…

 サッカー東アジア選手権で、日本があっさり北朝鮮に負けた。スポーツと政治は別なんていうけど、北朝鮮には絶対に負けてほしくなかった(それじゃ中国と韓国に負けるのはいいのかって言われると、それも困るのだが)。

 試合に負けたことが純粋に悔しいというのとはちょっと違う。北朝鮮の女子アナがあの腹の底から出すような太い声で「日本に勝利しました」ってニュースで自慢げに伝える姿がなぜか自然と頭に浮かんできて腹立たしいのだ。

 それにしてもきょうは弱かった。海外組がいないとここまで違うのか。スタメン出場した大黒はこれまでに比べたらまったく存在感がなかったし、サントスにいたっては「精彩を欠く」というレベルの話じゃなく、敵に見えた瞬間さえあった。中国戦と韓国戦が不安だ。
posted by らくだ at 23:11 | Comment(4) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする

ヨルダンからのメール

 ヨルダンの友人から久しぶりにメールが来た。簡単な近況報告のあと、英警察がブラジル人の男性を爆破テロの犯人と間違えて射殺した事件について長々と書いてあった。

 この人は(多分ヨルダンでは珍しく)アメリカのイラク攻撃にも「サダム政権を倒すことが最優先課題だから仕方ない」と一定の理解を示していたのだが、きょうのメールはこれまでとはずいぶん違った。本人が「ロンドンについて書いた部分は内容を公にしてもいい」というので、ちょっと紹介する。

 今回の事件について「日本でも大きく報道されているんだろうけど、ちょっと待ってくれといいたい。米英はイラクで何の罪も無い一般市民を一体何人殺したんだ? いつもは知らん顔なのに場所がロンドンだと大騒ぎするなんておかしいと思わないか?」、「英国の警察が『罪のない人を殺してしまったからこれから発砲しません』なんて言わずに『これからも疑わしきは撃つ』と言ったのはよかった。発砲をやめるなんて宣言していたら、『イラクでは何人殺しても問題ないけど、自分の国では問題にされるからやめときます』って言うのと同じだからね」とある。

 こんなことをいう人は今回の件で初めて見た。イスラム圏では一般的な意見なんだろうか。彼は1年ほど前は「教育レベルの低い連中は条件反射的に欧米を嫌うんだ」とかいってたのに。まるで人が変わったかのような印象だ。そう返事を書いた。本人からは「変わったつもりはない」と再度のメールが来た。

 「ロンドンは少しイラクに近づいたんだよ」と言われればそうかもしれない。でも、無実の人が警察に射殺されるのを当然だと受け止めるなんて私にはできない。イラクのことを知らなさすぎると言われたら否定のしようがないとはいえ、救われない気分になるメールだった。 
posted by らくだ at 00:18 | Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月29日

自サイトの炎上を喜ぶブロガー

 「ちょっとちょっと、『らくだのひとりごと』が小難しい論文に出てるよ!」と友人から連絡があった。小難しい論文ねぇ。あまり縁がなさそうだなと思いながら教えてもらったサイトをのぞきにいったら本当に出ていた。あらまビックリ。

 実際は小難しい論文というよりも、加野瀬未友という人の真面目な講演録だった。図を多用して説明しているので友人は一見して「小難しい論文」だと思ったらしい。タイトルは「個人サイトを中心としたネットにおける情報流通モデル」。これの2ページ目「情報流通モデル」と3ページ目「情報流通回路にのった実例」に、わがブログがちょこっと登場する。こんなところで取り上げてもらえるとは思っていなかった。嬉しくて恥ずかしくて頭をコリコリかいた。

 私はネット界のことには疎い(ほうだと思う)ので、「席を譲らなかった若者」と対で紹介されている「JOY騒動」のことは『どこかで聞いたことがあるかもしれない』程度しか知らない。「はてなブックマーク」も「はてなダイアリーの注目URL」も知らなくて、申し訳ないような気分だ。

 講演録を読んでいって気になったのは、炎上の定義が「ブログのコメント欄に、管理人による個別のレスができなくなるほどに書き込みが殺到することを指しています」とあったこと。これってまさにあたしのことじゃない。席を譲らなかった若者を書いてしばらくは、数分ごとにコメントが寄せられ、とてもレスなんてできなかった。「きっと答えはひと〜つじゃな〜い」と、ミスチルのAnyという歌を口ずさみながら、ひとつずつ読んでた。

 私としては『たくさんコメントもらってありがたいなぁ』と感謝していたんだが、炎上を喜んでいたってこと? 自分のブログが炎上して喜ぶブロガーって、ブログ界広しといえどもひょっとしてあたしだけなんじゃないだろうか。

 コメントを寄せてくれた人の中には「コメント欄が荒れちゃってたいへんですね」とか「自分がブログを書くときは(こういうことにならないよう)気をつけようと思いました」とかいう人がいて、『別に大変じゃないんだけどね』と思ってた。ズレてたのは自分だったのか。考えていたら、講演録で紹介されたことより、そっちの方がずっと恥ずかしくなってきちゃった。
posted by らくだ at 23:58 | Comment(7) | TrackBack(0) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2005年07月27日

スローフード具合がいい!

 この前の日曜日、レシピをググっていて偶然見つけたブログがすっかり気にいり、さっそくMyBlog Listに追加した。その名も「ばーさんがじーさんに作る食卓」とシンプルだ。

 写真がきれいでどの料理もおいしそう。ゴクリと唾を飲み込みながら全エントリーを拝見した。こだわりのある料理をごく自然に作って食べているのが羨ましい。センスがあって気負いはない。日々こんな食事をしている人がいるんだなぁ。豊かな食生活でいいなぁ。なんか外国の暮らしみたいだ。数年前に流行った「スローフード」という言葉を思い出した。

 我が家も食卓を紹介するブログを新しく作ろうかと話し合ったことがある。でも、こんなにきれいな写真とれないなぁ。被写体もショボイなぁ。計画はちょっとペンディングだ。我が家は夫と私が1日交代で料理当番をしているから、見るほうは比べると楽しいかも。ブログの開設に向け、この夏はちょっと料理のレパートリーを増やそう。
posted by らくだ at 21:58 | Comment(14) | TrackBack(0) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

楽天トラベルが軟化

 楽天トラベル(旧旅の窓口)が強硬路線を転換、登録宿泊施設から徴収する手数料の引き上げ幅削減に動き出した(ITメディアニュース)。

 現行6%の手数料を9月から7〜9%に引き上げる計画だった。ライブドア系のベストリザーブに顧客が流れたのが響いたらしい。8月10日までに契約を更新した施設には来年3月末までの期間限定で手数料を最大1ポイント引き下げるという。単純に解釈すれば、現行の6%のまま据え置きってのもあり得ることになる。

 ベストリザーブの登録施設は急増しているとかで、ホームページによると現在4060軒。それでも楽天との契約を更新した9000軒(7月25日現在)に比べればまだ半分以下。楽天の契約施設は1万6000軒あるっていうから、25日現在で7000軒が更新を保留。どっちにつくか決めかねている施設も多そうだ。

 つい先日、夫が東北で泊まるホテルを楽天で探していたので「まだ早いかもしれないけど、いちおうベストリザーブと比較したほうがいいかも」と提案。「あ、ホントだ。ベストリザーブのほうが安い!」と喜んで予約しようとしたら、最終的な宿泊料金は楽天と同じだった。

 ベストリザーブのサイトは使いやすいという記憶があったのだが、検索結果の画面に太字で出てくる宿泊料金は「消費税別サービス料込み」。消費税込みの最終的な料金は隣の欄に細い字で書かれた料金の下段に掲載(上段は通常価格)されているのだ。なんか紛らわしい。慣れるまでに時間がかかりそうだ。もっと使い勝手をよくしてくれないかな。

【関連バックナンバー】
楽天トラベルは転落するか(7月4日)
posted by らくだ at 23:25 | Comment(4) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2005年07月25日

朝日新聞の説明

 ことし1月にあったNHKの番組改編&朝日新聞の虚偽?報道問題について、朝日新聞が朝刊の2面を使って検証(というほどでもなく説明か)をしたそうだ。私は朝日を購読していないので、ホームページ上で公開された以下の情報しか知らない。
1.NHK番組改編問題1−読者の皆様へ
2.NHK番組改編問題2−取材の総括
3.NHK番組改変問題3−検証・番組改編の経緯
4.NHK番組改変問題4−NHKの見解 政治家の指示ない
5.NHK番組改編問題5−松尾武元放送総局長
6.NHK番組改変問題6−当時の取材 中川昭一議員
7.NHK番組改変問題7−当時の取材 安倍晋三議員
8.NHK番組改編問題8−取材・報道への指摘について
 半年もたって出てきたのだから鋭く切り込んでいるのだろうと思って読み始めたらアテがはずれた。歯切れが悪い。そもそも朝日は裁判で白黒をはっきりさせるから説明はしないという立場だったと記憶している。なんで今ごろになって検証なんてする気になったんだろう。ひょっとして、フィリピン日本兵発見の大誤報を打った産経新聞が13日に「朝日NHK問題『頬かむり』は許されない」という社説を掲載したのに触発されていたりして…。

 朝日は「両立しない証言が存在し、報道から半年にわたる取材を積み上げてもなお、真相を解明できない部分が残っています」としている。というか、スッキリ解明できた部分なんてあるんだろうか? 少なくとも私には何がいいたいのかよく分からない文章だった。

 分かったのは「現時点では記事を訂正する必要はない」と朝日が判断してるってことだ。理由は1月時点で安倍・中川・NHK松尾各氏の言ったことには「相互に矛盾がなく、具体的・迫真的な表現が随所にあり、重い」と今でも考えているから。ところが、その自信は心もとない。「当事者が否定に転じたいま、(略)これらを直接裏付ける新たな文書や証言は得られておらず、真相がどうだったのか、十分に迫り切れていません」だものね。

 また当時の取材内容は一問一答形式で書かれていて、あたかも録音されていたかのような気配ながら、取材テープの存在についても明らかにされていない。朝日の説明は以下の通り。
取材・報道に関して、朝日新聞は「取材のプロセスや取材内容の詳細は原則として明らかにしない」という姿勢をとってきました。相手が誰であれ、報道する側の都合で勝手にそれらを公表していては、取材行為全般が信頼を失い、将来の自由な報道に支障を来すからです。今回も、取材記録そのものや取材過程の全容について詳細には明らかにできないと考えています。
 これもなんかズレてる。ついついアメリカで先日起きたことと比較してしまう。あれは国家機密(CIA工作員の名前)の漏洩についてだから、比較対象にならないかもしれないけどさ。ニューヨーク・タイムズの記者は取材源の公開をあくまで拒んで収監されたんだったな(なんたる違い!)。

 こっちは取材源の秘匿どころか、取材に応じた人物(NHK松尾氏)がホイホイ出てきて記者会見までして報道内容を否定しいる。朝日の上記の説明は、ニューヨーク・タイムズのような例には当てはまるのであって、今回のように情報提供者記者が自ら報道を否定していたら、「報道する側の都合で勝手にそれらを公表していては…」て話じゃないでしょ。記者が出てきて説明するのが最低限の誠意だと思う。
 
 (もしかして朝日本紙では詳細に説明されていて、読むと疑問が雲散霧消するのかもしれない。上記はあくまで朝日新聞のホームページ上に公開されている説明を読んだ感想)

【関連バックナンバー】
看板に偽りあり(NEWS23)(2月8日)
朝日新聞とNHKが全面対決(1月20日)
posted by らくだ at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(2) | メディア | 更新情報をチェックする

「表現の自由を尊重しろ!」といわれた

 20日に書いた「日帰りで身延線の旅」についてのご意見を、ブログとは関係ないBBSに昨日いただいた。関係ないところに書かれても迷惑なだけだし、投稿の最後に「ふさわしくないとご判断の際は削除ください。!」とあったので迷わず削除した。

 そしたらきょうになって、まったく関係ない第三者(と思われる人)から「表現の自由に鈍いのは誰なんだい?」「自分に批判的な書き込みだけ削除するのか?」というメールが送られて来た。そんなつもりは毛頭ないので、以下に投稿を再現する。
タイトル:らくださん、どう思いますぅ〜?

 あるブログに、自分に「今度はお父さん、お母さんと一緒に来なさい」と言われたとのこと。その上、「は〜い、そうします」と答えたそうな。
そして、それをどっかで喜んでいる節が感じられる文面。

(このブログへの投稿者は、誰一人として、この疑問を正すことなく、なぜか差し障りのないコメントだけ。)

私の知る限りのこのお方は、気に入らなければ、「跳び蹴りをかませたくなる」と書き込むお方で、私にはどうしても《アルプスの少女ハイジ》のイメージには感じられません。
ですから、訊き間違えたのです、きっと。
本当は、こう言われたのです。
「歳もとしですから、旅とか温泉とかお出かけするときは、お子さんか、お孫さんと一緒に来なさいょ」と

らくださん、どう思いますぅ〜?
では、では。

ふさわしくないとご判断の際は削除ください。!
 これが元記事のコメントとして投稿されていれば何も問題はない。関係のないBBSに投稿されたのが迷惑なだけだ。このブログを読んでいない人がみたら、何の話か分からないから。だから削除したんだが、まさか表現の自由うんぬんを指摘されるとは思わなかった。それも関係ない第三者から。たぶん19日の「ネット書評バトルの行方」を読んだ方なんだろう。

 最初は元記事のコメントとして転記したのだが、この第三者は「自分に都合の悪いことは目立たないようにするのか?」と満足しない。いちいちこんな人のいうことを聞いているほど暇じゃないのだが、新規のエントリーにすることに別に異論も無いのでこうしてエントリーを書いた。投稿者と第三者の関係は不明なまま。でも、たぶんこれで満足してくれただろう。
posted by らくだ at 18:32 | Comment(7) | TrackBack(1) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2005年07月24日

英警察、テロと無関係のブラジル人を射殺

 ロンドンで起きた2回目の爆破事件に関連があるとして22日に地下鉄ストックウェル駅で5発の銃弾を打ち込まれて射殺された人物が、事件とまったく関係のないブラジル人のJean Charles de Menezes(27)さんだったと発表された。

 彼は独身の電気技師。英国には合法的に滞在していてロンドンには3年間住んでいたという。ロンドン警察は彼の「服装と態度」が誤解を招いたとしているが、それに加えて住んでいたところもまずかった。

 前日の事件で爆破しなかったリュックの中から彼の住んでいるロンドン南部Tulse Hillの住所を示すものが見つかって私服警官が張り込んでいたところ、野球帽に青いスウェット、バギーパンツ+夏には不自然な厚手のコート姿で彼が午前10時ごろに家から出てきたという。地下鉄駅に向かったところで警官は逮捕を決意し制止を命じた。彼はそれを無視、改札を飛び越えて地下鉄に飛び乗ろうとした。厚手のコートを着ていたものだから、その下に爆発物を巻きつけている可能性があるとみなされ、瞬時に5発の銃弾を撃ち込まれた。

 彼の身元が判明する前から議論はあった。ほかの市民も回りにいる中で至近距離から5発も撃つ必要があったのかどうか。自爆する恐れのある人間に対しては、体ではなくて頭を狙うのが鉄則だそうで、『下手に負傷されて自爆されたらさらに被害が広がるから、しょうがないのかな』と、それなりに納得していたのだが、まさかこんなことになるとは…。こういうときに「遺憾」とよく言われるが、真心が感じられない言葉だ。字面だけで反省・後悔を示す便利な言葉だと思う。 

 彼がなぜ逃げたのか分からない。相手は私服だったっていうから、警官とは思わずヤバそうな相手だと思って逃げたのかもしれない。「警察だ!」と言われて信じなかったのかもしれない。こんな形でテロ関連の死者が1人増えたってことが、ただ悲しい。テロにまったく関係ない英国在住のイスラム教徒も戦々恐々としているに違いない。

【参考記事】
Man shot in terror hunt was innocent young Brazilian(The Observer via The Guardian)
Shot man not connected to bombing(BBC)
posted by らくだ at 11:12 | Comment(6) | TrackBack(3) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2005年07月23日

地震!

 外出先から帰りキッチンで手を洗っていたところ、食器棚の扉がカタカタいう。次の瞬間グラッときた。こんなに大きな揺れは最近記憶にない。食器棚から皿などが飛び出てきたら危ないと思い、あわてて上からものが落ちてこないダイニングに避難した。出窓に置いてある写真立てとクリスタルのペーパーウェイト(兼NYCマラソン完走記録)がバタンと倒れた。

 揺れが収まったので自分の部屋に行くとまたグラリ。本棚からは何も落ちていないようなので安心した。東京23区のほとんどの地域は震度4らしい(足立区は震度5強)。埼玉南部は震度5弱というから、限りなく埼玉に近い我が家は震度4強ってところだと勝手に判断している。

 大きな地震が来たら玄関のドアなどを開けて避難経路を確保しろとかいうけれど、実際には何もできないもんだな。安全そうなところにしゃがみこんでいるだけだった。

 夫が岩手から東京に戻ってくる途中なのでJRの運行状況を確認しようとJR東日本のサイトにアクセスしたら、Service Unavailableと出てきた。「オーバーロードかメンテナンス中」とある。同じことを考える人からのアクセスが集中したらしい。地震から1時間近くたった午後5時半現在すらアクセスできない。この程度の地震でサーバがダウンするようじゃ、死者が出るような大地震が起きたら、たとえ回線が生きていてもネットは全く役に立たないのでは?

 先日アメリカ人の友人に「日本人は地震への備えは万全なのにテロ警戒はさっぱり」と指摘されたが、地震対策だって十分不安だ。

【追記】地震直後からアクセスできた東京メトロのホームページは夜に入って更新がストップ。午後8時45分に運行が全面回復したと報じられているのに、ホームページ上では午後10時半をすぎても一部路線について「運転を見合わせております」と表記している。
posted by らくだ at 17:30 | Comment(9) | TrackBack(2) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月21日

ロンドンでまた爆発

 ロンドンの地下鉄駅3カ所とバスでまた爆発があった。今回は小爆発(small blasts)だそうで、いまの段階ではけが人が1人いると伝えられているだけなので、2週間前のような大惨事ではないらしい(BBC)。

 また爆発があったと聞いた瞬間、2週間前のテロの第一報に接したときよりもゾッとした。というのも、友人と「夏休みに海外旅行をするとして安全なのはどこか」という話になり、「あんなことがあったロンドンなら警備が厳重だろうし、自分の回りの人を自然と観察するようになっているでしょ。いくらテロリストでも動きにくいだろうから安心できるんじゃないの?」ということになっていたのだ。

 テロっていうのは常識が通用しないと分かっていたつもりなのに、全然分かっていなかったようだ。日本でもテロがあってもおかしくないんだろうな。私に何ができるわけじゃないから、『どうぞテロに遭いませんように』と祈りながら普通どおりに生活するしかない。
posted by らくだ at 23:16 | Comment(5) | TrackBack(1) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

日帰りで身延線の旅

200507201 ここんとこず〜っとおとなしくしていたが、ようやくお出かけできた。ちょうどきょうから夏の「青春18きっぷ」利用期間になった。夫と一緒に早朝出発し、東京から東海道線で富士へ(夫は降りずに清水へ)、身延線に乗り換えて温泉めぐりをし、甲府から中央線に乗って帰ってきた。きょうはそれほど暑くなくて助かった。

 写真は十島駅の身延線。この駅から歩いて佐野川温泉へ。31度のヒヤヒヤ温泉は硫黄泉でタマゴの匂いがプンプン。つかっていると細かい泡が体中につく。ほぼ2カ月ぶりに温泉に入ったので、体に湯がジュルジュルしみ込むような気がした。自然と顔がほころんでいたようで、湯治に来ているというおばちゃんから「嬉しそうだね。なんかいいことでもあったの?」と聞かれた。

 甲府市内の温泉銭湯では、帰り際に「今度はお父さん、お母さんと一緒に来なさい」と言われてしまった。自分のトシを教えてあげようかと一瞬迷ったのだが、せっかく若くみてくれたのだからと思い直して「はい、今度は両親と来たいです」と優等生の返事をしておいた。

 お土産は甲府駅で買った信玄餅。8個入り945円。 
posted by らくだ at 23:01 | Comment(6) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2005年07月19日

ネット書評バトルの行方

 昨日友人からアマゾンの書評をめぐるバトルを教えてもらった。問題の本は吉田望という人が新潮新著から出している「会社は誰のものか」(バトルの原因となった書評は既にリンク先から削除されている)。

 ことの経緯は、評者nomadica氏のブログに【まとめ】AMAZONレビューをめぐる著者とのやりとりというエントリーがあるので、こちらを読むと分かりやすい。本の著者である吉田(ハンドルはbold)氏のブログは、きのうまで「amazon書評者nomadicaとバトル中…」というエントリーがあったのだが、きょうはそれが「amazon書評者nomadicaにお詫び」というタイトルに変わっていて、文頭に23行の反省の弁が書き加えられていた。

 著者本人が読めばショックな書評だったのかもしれないが、誹謗中傷しているわけじゃない。第三者が客観的に読めば問題はどこにも感じられない。「ふ〜ん。そう読む人もいるんだ」で済みそうな話だ。吉田氏は、nomadica氏が別の本の書評でこの本との比較を論じたことについても「営業妨害」としている(nomadica氏自身も営業妨害といわれれば否定できないと返答)のだが、私は同意できなかった。何冊も本を書いている方にしては「表現の自由」に鈍いような気がする。

 著者から評者にフィードバックが寄せられるというのはいいことだと思うし、双方のブログのコメント欄でのnomadica氏の大人の対応には感服させられた。私だったら絶対あんなに冷静沈着に対応できないもんな。でも、結果としてアマゾンのサイトから書評が消されて決着した格好なのはちょっと残念だ。

 私はアマゾンの書評はそれほど参考にしたことがない。ひねくれ者の私のこと、星4つとか5つばかりの本を見かけたら却って「サクラを使っていい書評ばかり書いてもらってんじゃないの?」って疑うかもしれない(アマゾンでそういう不正を防ぐシステムを導入しているかどうか知らない)。読む人全員に共感してもらう文章を書くなんて不可能だ。

【関連エントリー】
ネット書評バトルの宣伝効果(8月3日)
posted by らくだ at 00:11 | Comment(11) | TrackBack(1) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2005年07月18日

梅雨明け

 京都の祇園祭が見せ場を迎えてテレビで伝えられると、関東でも数日して梅雨明けすることが多い。ことしもそうだった。「祇園祭」と「梅雨明け」という言葉は私にとってセットになっている。

 きょうは朝から蝉がうるさく鳴いていた。6月にいったん聞いた覚えはあるのだが、ここ数週間では初めて蝉の声を聞いた。昼になって梅雨明けが発表されていることを知った。

 蝉のおかげで夏を数時間先取りした気分だ。夜になったというのに遠くでいまだに鳴いている。ちとうるさいが、短い生涯なんだから思う存分鳴いておくんなさい。夏は私の好きな季節だ。かなり遠くで雷の音がする。東京アメッシュによると、午後8時30分現在埼玉の一部で激しい雷雨になっている。
posted by らくだ at 20:34 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

突然死の知らせ

 遠方に住む知人に送った暑中見舞いに返事をくれたのは奥様だった。知人はことし初めに急性心筋梗塞で急逝したという知らせだった。いまだに信じられずに愕然としている。

 職場で早期退職を奨励した結果、残った人間の負担が大きくなったんだと笑顔でグチを言っていたのは聞いたことがあった。それでも、今年の年賀状には「トシをとったのか(職場で)やっと自分のやりたいことをできるようになった。楽しく元気にやっている」と書いてあったのに。共通の友人がいないため、きょうまでまったく知らずにいた。

 まだ40代半ばで小学校か中学校に通っているお子さんがいるはずだ。運動不足は一目瞭然だけど煙草は吸わないし、大酒飲みでもなかった。一般の人と比べてそれほど不健康だったとは思えない。

 奥様にお悔やみのメールを書こうとしても、ごくありふれた言葉しか出てこない。デスクの前で悶々としている。それほど長時間苦しまなかったことを祈りたい。あとに残される者のことを考える余裕などなかったことと思うが、もし一瞬でも頭をよぎったとしたら、さそがし無念だっただろう。合掌。
posted by らくだ at 14:13 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

Seesaaがヘンだ

 なぜか17日朝方からSeesaaブログのトップページが真っ白けになっている。自分のブログは表示されるし、履歴を使ってマイブログに入ると投稿もできるから、障害があるのはトップページだけみたい。メンテナンスの通知もなかったし、どうなっているんだろう。3連休ってことは火曜日までこのままかな?

【追記】外出して夜遅く戻ってきたら、トップページが復活していた。
posted by らくだ at 10:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする