2005年06月06日

発砲に言い訳は必要?

 警官が発砲すると必ず出てくる「適正だった」とか「適切だった」とかいう警察のコメントって、本当に必要なんだろうか。どうも無意味に思えてならない。

 きょうは世田谷区でナイフを持った男が通行人を刺し、駆けつけた警官にもナイフを振り回して抵抗、警官が2発発砲して男が重症を負ったというニュースがあった。悲しいながらも最近あまり珍しくない事件だ。新聞・テレビで「現時点では状況からして適正な職務執行だったと考えている」(読売新聞)と成城署長のコメントが末尾で報じられている。

 このコメントってメディアが「発砲についてどう受け止めていますか?」と質問して引き出しているのか、警察側が自発的に発表しているのか知らないが、いちいちこんなコメントを出して、それを報道しなくちゃいけない理由が私には分からない。日本が安全だったころのマニュアルをそのまま実施し続けているかのようで、なんだか気味が悪い。

 きょうの事件の場合、向こうは既に通行人を1人を刺していて、依然としてナイフを持って警官に向かってきているわけで、そういう人間を相手に『こっちが本当にヤバくなるまで素手で戦え』とか『やられるまで威嚇射撃に徹しろ』なんていう人いるのかね。そういう人が大多数なら、いちいち言い訳をする必要もあるんだろう。

 でも、それだったら何のために拳銃を持っているのか分からない。使っちゃいけない飾り物の拳銃なんだったら、熊よけのスプレーでも持っていたほうがいい気もする。そもそも、丸腰で犯人を捕まえるのが当然なんていわれたら、警官になろうなんていう人が激減してさらに日本の治安が悪化すると思うんだけど。
posted by らくだ at 23:07 | 東京 🌁 | Comment(13) | TrackBack(2) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする
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