有料化に「半歩踏み入れている」というのは、普段利用している2軒のスーパーのうち1軒がレジ袋を1枚6円で売っているから。このスーパーに行くときは、たいてい布製のマイバッグか家にあるレジ袋を持参している。ほかの買い物客を観察してみても、有料の袋を買う人は平日1割、週末で2割いるかいないかってところだ。
我が家はレジ袋をゴミ袋に使っている。ゴミ箱もレジ袋を使うことを前提としていて持ち手を引っ掛けて使うタイプのもの。このスーパーに行くようになり、ゴミ袋(レジ袋)の在庫は急速に減ってきた。市販のゴミ袋はゴミ箱には合わない。そこで対策として、牛乳などの紙パックと食品トレーをゴミとして捨てるのをやめ、スーパーのリサイクルボックスに入れるようにした。私の住んでいるところで回収される資源ごみは古紙、ビン、缶、ペットボトルだけ。今まで紙パックは可燃ごみ、食品トレーは不燃ゴミとして捨てていた。今でもプラスチック製品はすべて不燃ゴミとして捨てている。化粧品の容器なんて「プラ」と書かれたリサイクルマークがついているんだけど、どうしようもない。
レジ袋を有料化によって減らす一方で、プラスチックはそのまま不燃物として捨てるというのなら、なんだか「頭隠して尻隠さず」って気もする。プラスチックゴミを分別収集していない自治体ってごく少数派で問題ないってことなんだろうか。
あと、スーパーで食品トレーや牛乳パックを回収してくれるのはありがたいのだが、近所のスーパーはどこも(レジ袋が無料のところ含む)リサイクルボックスがほとんどいつもパンク状態。入りきれないゴミが箱の回りにドサドサ置いてあるような状況だ。一部の資源ごみは回収コストの方がリサイクルによる収益を上回ることもあると聞く。これでレジ袋が全面有料化になったら、さらにリサイクルゴミを持ち込む人が増えると思うけど、対処できるのだろうか。
レジ袋の有料化は世界的な流れだと思う(1年半ぶりに訪問した韓国も有料化していた)し、有料になればゴミは減るとも思う。でも、リサイクルの強化をおろそかにしたまま「他の国もやっているから」みたいなノリで決められちゃうとしたら、ちょっと不安だ。