米ピュー・グローバル・アティテュード・プロジェクト(PGAP)が実施した国際世論調査(
原文)で、アメリカよりも中国が好きとの回答が16カ国中11カ国に上った。伝統的な欧州の友好国(とあいまいな表現ながら、記事の別の部分から想定すると英仏独、スペイン、オランダあたり)、パキスタン、レバノン、ヨルダン、インドネシア、ロシアで親中派が親米派を上回ったという。
ふ〜ん、中国ってそんなに人気があるんだ。というよりも、それだけアメリカが嫌われているってことかな。もし、選択肢に日本が入っていたら、どのぐらい人気が集まっただろうか? ちょっと弱気な私だ。
アメリカを好きだっていう人の割合が多いのは、インド(71%)、ポーランド(62%)、カナダ(59%)、英国(55%)、ロシア(52%)の順。こっちの調査対象は15カ国なので上の調査とは微妙にズレているかもしれない。7割以上のインド人と、アメリカの隣人カナダも6割近くがアメリカを好きっていうのは意外だった。
「軍事力で米国のライバルとなる諸国が出現すれば世界は良くなる」との考えは、15カ国すべてで過半数を占めた。最低はカナダの51%、最高はフランスの85%(!)。ここらへんは納得。ただし、中国が米国の軍事ライバルになることに好意的な見方が過半数に達したのはパキスタンとヨルダン(それぞれ77%)、インドネシア(60%)、トルコ(56%)の4カ国だけ。欧州は約20%にとどまった。インドネシアってそんなに中国loveだったとは。
調査対象の年齢層やサンプル数など不明ながら、かなり興味深い調査だった。
【追記】6月25日付の日経新聞夕刊によると、調査は4月下旬から5月待つにかけ各国で成人約500−2000人を対象に実施した。
【関連エントリー】
「米よりも中国が好き」続報−日本はもっと好き(6月29日)
posted by らくだ at 23:44
| 東京 🌁
|
Comment(3)
|
TrackBack(0)
|
話題
|