2005年05月12日

TBSのお詫び

 TBSがウェブサイトに載せていたコラムで主要新聞の記事を盗用していたことが発覚。しかも、当初犯人と発表されたフリーライターはシロで、担当部長が犯人だった。本人が1人で読売新聞に赴いてフリーライターの仕業を詫びていたというのだから、開いた口がふさがらない。

 大手紙から盗用なんてしたらすぐバレるって思わなかったのかな。個人のサイトでも読ませるスポーツコラムを載せているところはあるだろうから、そういうところからパクればバレにくかったのに。ってそういう問題じゃないか…。あるいは、既に個人のサイトからもあちこちパクッていたのかもしれない。そういうのは明るみに出ないだろうけど。

 今朝の日経新聞によると、「担当部長は盗用の発覚後、契約ライターに身代わりを依頼」とか「11日にはほかの盗用が発覚、ライターも身代わりを告白した…」とあるのだから、スケープゴートにされたフリーライターは確かに存在するらしい。その人にしてみれば、さぞかし迷惑な話に違いない。

 TBSのホームページにあるお詫びは最後の部分にこう書いている。
視聴者の皆様、TBSホームページをご覧いただいている皆様、それに読売新聞社、毎日新聞社、朝日新聞社をはじめ関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。以上
ちょっと違和感があるな。迷惑をかけたフリーライターも新聞各社と同列にして謝るべきでは。「関係者のみなさま」でまぶしちゃうっていうのは、個人でフリーライターという立場だからないがしろにしているような感じがする。もし、この部長が弱小メディアや個人のサイトからパクっていたら、TBSはしらばっくれたのじゃないかと思ってしまう。最後の「以上」っていうのも、こういったお詫びの文章にはぶっきらぼうな印象だ。
posted by らくだ at 22:17 | 東京 ☔ | Comment(5) | TrackBack(1) | 国内ニュース | 更新情報をチェックする