海外でも大きく報道されたようで、お見舞いメールが何通か来た。日本に来たことのない人のメールは内容がほぼ一緒。「電車が90秒遅れていたからあせっていたらしいと報道されていたけど、最初は90分の間違いかと思った。どの報道も90秒としているけど誤報じゃないの?」という具合だ。「たとえ90分だったとしても、それほどひどく遅れているわけじゃないのに。日本人て理解できない」(カリフォルニア在住アメリカ人)という人もいる。
彼らは通勤に電車を利用していないし、日本の大都市圏の過密ダイヤを知らない。90分遅れてもいいじゃないと思うのも理解できる。そうかと思えば「日本人は命がけで電車を運転しているんだって? 電車が遅れたらハラキリするって報道されていた」(イギリス人)なんていう物騒なメールもある。電車が遅れてハラキリ? そんなの聞いたことないよ。「一体どこの新聞だかテレビがハラキリなんていっているの?」と返事を出したら、BBCのこの記事を教えてくれた。確かに一段落目に
One Japanese station manager committed suicide a few years ago because his trains were late, and the country is widely considered to have one of the best rail safety records of anywhere in the world.「日本のある駅長は数年前、列車が遅れたことを理由に自殺した。日本は鉄道の安全性では世界で最も優秀な国のひとつとされている」(らくだ訳)と書いてある。友人にとっては「自殺=ハラキリ」ということらしい。しかし、こんな事件あったかなぁ。私は覚えていない。