もちろん本人には「つまらないですね」なんて伝えられない。しかし、ここで「面白いですね」とほめると、「○○を書いたからぜひ読んでください!」などというメールが毎日機関銃のように来るかもしれないことは、これまでの苦い経験で分かっている。で、「センスがいいですね」などと文章よりもデザインがいいようなニュアンスで褒めてお茶を濁した。
私も昔は「ホームページを作ったから見てね」と友人に強要していた。訪問者が少なかったから。でも、2、3カ月ですっかり懲りちゃった。宣伝しても大方の人には迷惑なだけなんだよね。さらにいうと、web日記を実際の友人に日々チェックされるのがこんなにウザイもんだとは思わなかった。「きのう書いてたヘンな人って○○さんのこと?」なんて面と向かって聞かれるのはイヤ〜な気分だ。そのうち同僚だけじゃなくて上司連中も面白がって読んでいるのが分かった。
そうなると「会社にしがみつくしかない無能なハゲオヤジ」なんて、さすがの私も書けなくなってしまう。なんのためにやっているのか分からなくなって更新意欲を失い旧サイトを閉鎖。こっそりと別サイトを開いた経験がある。旧サイトについてくれた固定読者はほとんどすべて失った。悪いことをしたかな。
ここを知っている友人はあまり多くない。だから、私はつまらないものを書きなぐっても他人の目を気にしなくてすむ。なんたる幸せ。そもそも私のは「ひとりごと」だからコメントやトラックバックがなくても一向に構わない。ただブログのフォーマットが便利だから使っているだけだもの。
年賀状にあったブログオーナー4人のうち、1年後もブログを続けている人は何人いるだろう? 1人いるかいないかってところだろうな。