マグニチュード8.9(追記参照)という大きさはちょっと聞いた記憶がないな〜と思い、ちょいとBBCのサイトをのぞいたらすごいことになっていた。スリランカ、モルジブ、インド、タイなどの津波被害で死者は最初数百人となっていたのが今じゃ数千人規模と更新されている。遠くセイシェルまで津波が達したという。地震そのものの被害もすごいはずだ。現地で全体像を把握している人もいないだろうし通信手段も限られているだろうから今のところ分からないけど。
夜になってテレビニュースでも各国の被害が伝えられるようになってきた。タイ・プーケットのパトンビーチで2階まで水が来たという。ホリデーシーズンだから観光客もたくさんいたんだろうな。自分が行ったところだと、怖さが倍増して感じられる。モルジブのリゾートに行っている人なんか大丈夫だったのか? 日本ほどこまめにほかの国の地震まで報道をする国ってたぶんないと思う。インドネシアの地震について何も知らないまま、いきなり津波に飲み込まれたって人が多いんだろう。
BBCでスリランカ南部の海岸ウナワツナで津波を体験した人のルポが出ている。午前10時ごろでまだ寝ていて、外で叫び声かしたので目がさめたときにはドアの下から水が入ってきて、あっという間に窓まで達し、部屋を出るころには胸まで来ていたっていう。木に登ったもののその木が傾いたため、数百メートルも水に流され、どうにか柱に捕まって助かったとか。自分が津波の怖さをいまいち実感しきれていないだけに、こういう体験談は背筋が寒くなる。
たぶん被害の全体的な状況が分かるまでは少なくても数日かかるんだろう。今年は異常に自然災害が多かったな。というか多いな。ことしの夏に「人間はどこかで進化をまちがえちゃったような気がする。(略)ゾウリムシからやりなおしたほうがいいかも」と書いたけど、神様は本当に怒っているのかもしれない。
【追記】27日になり、地震の規模はマグニチュード9.0に上方修正された。知人からメールで教えてもらったところでは、かなり精密に津波予測ができるのは太平洋だけで、ハワイにある津波警報センター任せだそう。
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