旅行中は参った。旅の終盤ならまだしも、ビルマに着いたその日。気がついたらフィルムを入れる部分のフタが開いていて「ひ〜感光してるっ!!」何が起きたのか、理解するまでに時間がかかった。要するに、フタの留め金が破損して閉じなくなっていしまったのだ。まあ、36枚撮りのフィルムで7枚だけ撮ったところだったから損害はそれほどなかったのだが。でも、その日はそれ以上撮れなかった。で、窮余の策としてホテルの近所の雑貨屋でガムテープを買ってきて、フィルムを交換するたびに張り替えて使っていた。
まったく同じ型のカメラを使っている夫も、数年前に北海道で同じ目に遭ったという。だから修理に出すときに「不良品」とはいわないまでも、「同じ型のカメラを使っている主人も全く同じところがダメになったんですよ」と説明した。次の商品を開発するときに、ユーザーの声を反映してもらいたいと思って。
その効果があったのかどうか、修理代は全部で1260円(部品代200円、技術料1200円、消費税60円)に収まった。夫のときは技術料が4000円だったというから、何も言わずに割引してくれたみたい。良かった。