2004年12月31日

壊れていなかったエアコン

 2日前の雪の日、夫の部屋のエアコンが壊れた。暖かい風が出てこないしジーとヘンな音がする。足元を温める電熱器はもともと使っているので、それに私が前に使っていたセラミックヒーターを加えてしのぎ、メーカーのサービスセンターに電話。きょうになって修理の人が来てくれた。

 修理の人がやけに早く帰って行ったなぁと思ったら、エアコンは壊れていなかった。2日前はあまりにも寒かったので、エアコンが稼動する前に「霜取り機能」とやらが働いたんだそう。そうすると暖かい風が出てくるまで十数分かかるんだそう。この修理の人、きょうは我が家が2軒目で1軒目もまったく同じだったとか。要するに壊れていないエアコンの「修理」で2軒も無駄に回ったってワケ。何も直さなかったため、我が家まで出向いてくれたのに無料だった。すいません…。

 エアコンの取り扱い説明書には「室外機に霜がつくと霜取り機能が働く」という記述はあっても、あまりにも寒いとそうなるとは書いていない。だから説明書を読んでも、我が家の症状がそれだと認識できなかった。

 さらに、メーカー側の修理依頼受付もサービスセンターに一本化され、あらゆる製品の修理依頼を受け付けているから、その場で柔軟な対応ができないという。昔は技術者が電話に応対していたから、その場で「霜取り機能」の可能性を指摘することもできたそうだ。

 本社サイドでは効率アップかもしれないが、現場では恐ろしく非効率な仕組みだ。そのしわ寄せを被っている修理の人には心から同情する。どうもありがとうございました。そしてこれを読んでいるあなた、さむ〜い日にエアコンが動かなくなったら「霜取り機能」を疑いましょう。
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2004年12月30日

津波の可能性を認識していたタイ気象庁

 タイ気象庁はスマトラ沖地震に伴う津波がタイを襲う可能性について話し合っていながら、パニックを招く可能性があるとして警告を見送っていた。(フィナンシャル・タイムズの英文記事

 記事によると、津波の第一波が襲来する約一時間前の午前8時10分(タイ時間)にはスマトラ島付近で強い地震があったことを認識しており、津波の可能性についても話あった。しかし、津波がやってくるという確証はなく、警報を発しても津波が来なかった場合はパニックを招いて観光業が打撃を被ったと非難されるのではないかという警戒感から、警報を見送ったという。

 先日のエントリーで日本は津波を予測して警告を発することはできなかったのだろうかという疑問を書いた。そのあとで知人から太平洋以外は津波の警報システムができあがっていないのでムリだと説明してもらった。それでもなお、被害はもっと少なくてすんだのではないかという思いが残る。

 最初に日本で地震のニュースを聞いたとき、NHKのアナウンサーはさらっと「この地震による津波の心配はありません」と言っていたんだよね。わざわざ言わなかったとはいえ「日本では」と限定しているんだろうけどさ。この話を英語の旅人掲示板に書き込んだらみんな驚いていた。「日本は短時間でそこまで予知できる能力があるのに、ほかの国のことは全く分からないの?」って。

 ここからは全くの憶測だけど、タイ気象庁が知っていたぐらいだからインド洋の米軍だって津波の危険性を十分に知っていたのでは? というのは米英軍の基地があるインド洋のディエゴガルシア島(英領)ではまったく津波の被害がなかったという(Stars & Stripes欧州版)。

 ディエゴガルシアっていうのは、ざっくりいうとモルジブの南、セイシェルの東にある。BBCによるとアフリカ大陸でもはソマリアで120人、タンザニアで10人、ケニアで1人と死者が出ているのだから、ディエゴガルシアで少しぐらい被害があってもおかしくない。もともと要塞のように作られていてダルマ状態でも大丈夫だったのか、それとも事前に連絡が入って対策を講じていたのかどっちなんだろう? 米英軍がダルマみたいに何もしないで波にもまれたけど結果としては大丈夫だったとはちと考えにくいのだが。ちょっとひねくれすぎだろうか?

【関連バックナンバー】
日本は津波被害を予測できなかったの?(12月26日) 
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2004年12月29日

初雪!

雪 起きた時点では雨だったのに、朝のうちに雪に変わった。東京で12月のうちに雪が降るのって結構珍しい。昼前の今もかなり激しく降っている。ひょっとしたら少し積もるかも。かなり寒い。

 年末の買出しには大打撃。うちの近所のスーパーは正月三が日は休業するんだよな。明日とあさってに頑張ろう。地球温暖化だ暖冬だといわれているのだから、雪は歓迎すべきだな。
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2004年12月28日

台湾「独立」って変じゃない?

 ニュースとしては大地震の影に隠れる形になったが、李登輝・前台湾総統が来日中だ。2001年4月のは治療目的だったから、ようやく私的な訪問が実現したことになる。ごくあたりまえのビザが発給されるまで、長い道のりだったな。

 当然ながら中国は「台湾独立の動きを加速させる恐れがある」といって反発。メディアは素直にそれを伝えているし、政治家などのエライ先生方も台湾について「独立させない」とか言うんだけど、「独立」っていう言葉は少なくとも私にはかなり違和感のある言葉だ。私にしてみれば「独立」の対になる言葉は「植民地」。台湾は中国の植民地じゃないでしょ? その昔、清朝時代の中国は台湾を「化外の地」と認識してたじゃない。なにが独立だよ、といいたくもなる。

 中国当局者の顔色をうかがわなくちゃいけないマスコミや政治家たちと一般人の感覚の間には結構へだたりがあるのでは? 例えばOLが海外旅行をする場合、中国と台湾はまったく別の国として認識している人がほぼ100%なんじゃないかなぁ。今はいらなくなったとはいえ、昔は別々にビザを申請していたんだし。

 数年前、某米企業の北京支社にいる中国人とメールを何回か交換したことがある。彼のメールの署名は「中国は2つある。1つは中国本土でもう1つは台湾だ」とあって感激した。そのことを本人に指摘したら「こればれたらヤバイんだよね。消すべきかなぁ?」と返事が来たっけ。そんなふうに思っている中国人がたとえ1人でもいるということに結構感動したもんだ。

 マスコミなんて、国の数を数えるときだって台湾が入ると、「5カ国」じゃなくて「5カ国・地域」だ。「5カ国」なんて書いたら中国から「台湾が入っているのになんで5カ国って書くんだ!」とチェックが入るかもしれないもんね。閣僚などの表記も「行政院長(首相に相当)」とかまどろっこしいことをする。少なくともこの件に関しては、腰の引けたマスコミや河野洋平(脚注参照)をはじめとする政治家連中よりも、一般のOLのほうがよほど国際情勢を理解しているように感じてしまうのは、私がおめでたくできているから?

【脚注】河野洋平は外相だった10年前、国際会議に出るためバンコク行きの飛行機に乗ったところ悪天候で飛行機が台湾にダイバート。降機を拒否して機内にとどまり、バンコクに着いたら真っ先に中国の銭外相(当時)に「私は台湾の土を踏みませんでした」と報告に行ったとされる。中国にしてみれば「かわいいやつよのう」なんだろうか。
タグ:台湾
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2004年12月27日

不謹慎な広告

 右側のサイドバーの下につけているBlog Clickの広告を何気なくみて驚いた。「クラブメッドのアジアリゾート」となっていて、「バリ、プーケット、マレーシアのバカンスをもれなく1泊プレゼント」となっている。

 きのう書いた地震の記事に「プーケット」ということばがあるので、キーワードマッチで自動的に選ばれた広告なんだろうけど、こんな時期にプーケットへの観光を勧めるなんて、なんか不謹慎だ。自動的にキーワードを選んでいるんだったら、内容まで吟味して広告を選んでくれればいいのに。
posted by らくだ at 22:27 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

年末番組をどうにかしてくれ!

 こんなひどい大地震があって2万人もが犠牲になっているというのに、どうも情報が入ってこない。特別番組が編成されてもよさそうなのに、テレビはどこも間抜けな年末番組ばかりをやっていて、随分前に収録された番組なんだろうけど腑抜けのような顔をした芸能人たちがヘラヘラ笑っている。

 NHKも夜7時のニュースが1時間枠に延長されただけ。きのうなんて自身関連のニュースをみようと思ってテレビをつけたのに、見飽きたアテネオリンピックの番組を延々とやっていた。

 連絡が取れない日本人旅行者はタイ・プーケットで10人、スリランカで12人の合計22人と伝えられている。なんかそれですべてって感じだ。もっとキチンと「これはツアー客で、個人旅行者は別です」って言ってくれないと。タイの島なんて個人旅行している若者が多く、そういう人たちって海辺のバンガローみたいなところに泊まったりするもんな。自分の経験からいって。ツアー客の何倍も確認に手間取るはずだ。

 ビーチに行くのがちょっと怖くなってしまった。
posted by らくだ at 22:14 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | メディア | 更新情報をチェックする

2004年12月26日

日本は津波被害を予測できなかったの?

 昼ごろのニュースでインドネシア・スマトラ島の地震のことを知る。すぐに日本は津波の心配がありませんと言っていた。でも、日本の技術をもってすれば、今回の津波の被害を予測できたのでは? 津波の被害が出た国々の当局に警告を伝えることはできなかったんだろうか。日本に津波がくる可能性に限定してウォッチしてんのかなぁ。こういうときに地震大国日本の力をみせてもらいたかった。

 マグニチュード8.9(追記参照)という大きさはちょっと聞いた記憶がないな〜と思い、ちょいとBBCのサイトをのぞいたらすごいことになっていた。スリランカ、モルジブ、インド、タイなどの津波被害で死者は最初数百人となっていたのが今じゃ数千人規模と更新されている。遠くセイシェルまで津波が達したという。地震そのものの被害もすごいはずだ。現地で全体像を把握している人もいないだろうし通信手段も限られているだろうから今のところ分からないけど。

 夜になってテレビニュースでも各国の被害が伝えられるようになってきた。タイ・プーケットのパトンビーチで2階まで水が来たという。ホリデーシーズンだから観光客もたくさんいたんだろうな。自分が行ったところだと、怖さが倍増して感じられる。モルジブのリゾートに行っている人なんか大丈夫だったのか? 日本ほどこまめにほかの国の地震まで報道をする国ってたぶんないと思う。インドネシアの地震について何も知らないまま、いきなり津波に飲み込まれたって人が多いんだろう。

 BBCでスリランカ南部の海岸ウナワツナで津波を体験した人のルポが出ている。午前10時ごろでまだ寝ていて、外で叫び声かしたので目がさめたときにはドアの下から水が入ってきて、あっという間に窓まで達し、部屋を出るころには胸まで来ていたっていう。木に登ったもののその木が傾いたため、数百メートルも水に流され、どうにか柱に捕まって助かったとか。自分が津波の怖さをいまいち実感しきれていないだけに、こういう体験談は背筋が寒くなる。

 たぶん被害の全体的な状況が分かるまでは少なくても数日かかるんだろう。今年は異常に自然災害が多かったな。というか多いな。ことしの夏に「人間はどこかで進化をまちがえちゃったような気がする。(略)ゾウリムシからやりなおしたほうがいいかも」と書いたけど、神様は本当に怒っているのかもしれない。

【追記】27日になり、地震の規模はマグニチュード9.0に上方修正された。知人からメールで教えてもらったところでは、かなり精密に津波予測ができるのは太平洋だけで、ハワイにある津波警報センター任せだそう。

【関連バックナンバー】梅雨明け(7月13日)
posted by らくだ at 21:17 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(2) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年12月25日

新5000円札のナゾ

 このところ財布の中に旧5000円札がたまっていく。それというのも、新5000円札がないからだ。などと書くと意味不明かもしれない。

 11月1日に新札が導入されて既に1カ月半以上たったというのに、いまだに5000円札だけは新しいのを手にしていないし、実物を見たこともない。最初は「そのうち手に入るだろう」と考えていたのだが、12月に入っても一向にお目見えしないのでちょっと気になってきた。

 そこで、5000円未満の端数がある買い物をする際は1万円札を出してお釣りをもらうことにしてみた。ところが、帰ってくるのはいつも旧5000円札ばかり。そんなわけで財布に旧5000円札がたまっていくわけ。新5000円札の流通に地域的な偏りがあるのかなぁ。

 果たして年内に新5000円札を手にすることができるんだろうか。来年になってしまったら「お釣りは新5000円札でください」って言ってみようか。おばさんな私はそのぐらいのずうずうしさなら持ち合わせている。でも、スーパーなどで鋭くレジの中をのぞいてみても、5000円札を入れるところに新5000円札が入っているのを見たことがないんだよな。新5000円札はいったいどこにしまわれているんだろう?

【追記】2005年1月1日、近所のファミリーマートでやっと新5000円札を手にした。
posted by らくだ at 15:51 | 東京 ☁ | Comment(5) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2004年12月24日

クリスマスディナー

クリスマス・ディナー クリスマス・イブ。キリスト教徒でなくても気分はちょっぴり特別というわけで、夫がクリスマスディナーを作ってくれた。

 メインは鶏もも肉のソテー・マスタードソース和え。あとジャーマンポテトとタイ風の春雨サラダ、コーンポタージュという多国籍な顔ぶれだった。例によって食べ過ぎちゃった。買ってきたケーキは2つあったので1つは明日に回すことにした。

 プレゼントはお互いにまだ買っていない。夫が欲しがっているのはポータブル音楽プレイヤーiRiver iFP-899 ルビーレッド (1GB)
。いつもの年に比べて高額なものを要求してきた。なかなか他のものに変えてくれそうにない。

 そこで私は「じゃぁ折りたたみ自転車が欲しい」と言ってみる。18きっぷで温泉めぐりをするのに便利かと思って。でもな〜、普段使いのクロスバイクを持っているから、折りたたみ自転車を使うのは1年に何日かだろうし、置いておくところもない。おまけに心配性だから、温泉まで乗って行ったら入浴中に持っていかれちゃうんじゃないかと気になってしょうがないだろうな。

 それじゃ何を買ってもらおう? いまさらながらホームページビルダーなんて導入すれば、少しはサイトが洗練されるんだろうか。パソコンを買い換えたときに簡易版がインストールされていたからちょっと使ったものの、慣れていないせいか使いにくくてすぐにFrontPage Expressに戻っちゃった。有料版なら違うかな。それともほかのものにしたほうがいいかな。
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2004年12月23日

茨城に行ってきた

上野駅の常磐線 冬の18きっぷの旅第2弾は茨城。といっても、常磐線で大津港に往復しただけだから、工夫も何もない。朝6時3分上野発の電車に乗る。何が楽しくてこんなに早起きしてんだか。

 大津港の駅から珍しくタクシーに乗る。目的の鉱泉宿はどうみても朝からタクシーで日帰り入浴に行くようなとこじゃない。たまたま運転手さんも温泉好きだそうで「私が入っている温泉同好会が最近出した本にそこが載っているんです」と言ったら、運転そっちのけで「ちょっと見せて」と本を手に取り、危ないったらありゃしない。でも、それでも大丈夫な道だったな。ほとんど対向車もないし。

 おしゃべりなタクシーの運転手さんは好きだ。目的地についてお金を払ってからも、しばらく温泉談義しちゃった。いつもは極力タクシーを避けている私だけど、いろいろ情報をもらうとタクシーのありがたみが分かる。そのほかのお勧め温泉とか行かないほうがいいところとか、廃業しちゃった宿のことなどたくさん教えてもらった。

 最近手抜きがちだな、このブログ。おっと、のんびりしていると24日になっちゃう。
posted by らくだ at 23:56 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2004年12月21日

「電車男」のニュースが分からん

 あたし頭がおかしくなっちゃったのか…? 「電車男」とその関係者が新潟県中越地震の被災者に巨額の寄付をするっていう毎日新聞の記事が何回読んでも理解できない。うぅ…

 リードには「同社出版の単行本を除いたコミック、テレビ番組、映画での原作使用料」を寄付するとあるんだけど、2段落目には「コミックの原作料と単行本化時の印税、テレビや映画の原作料が義援金の対象」とあって、単行本の扱いがどうなのか、いくら読んでもスキッと頭に入ってこない。

 電車男の単行本が税込み1365円てことは本体1300円。50万部売れたなら、印税が通常の10%で計算して6500万円!? 総額1000万円の寄付ならやっぱり単行本の印税は入っていないのかな。それとも、ああいう特別な本だから印税も10%を割っているのかもしれない。などとヒマに任せて計算してみた。それにしても「電車男」、大物になったもんだ。
posted by らくだ at 19:47 | 東京 ☁ | Comment(1) | TrackBack(1) | 話題 | 更新情報をチェックする

2004年12月20日

緊急メンテナンスといわれても…

 Seesaaが緊急メンテナンスとかで、しばらく画面に入れなかった。というか、最初は11月に実施したメンテナンスのお知らせ画面になっていた。あとになってから20:30から21:30まで緊急メンテナンスだったと知る。でもそのお知らせが出たのは19:37と1時間前を切っている。なんて不親切なんだ。そんな緊急のお知らせを事前に見た人は何人いたんだろう?

 メインサイトもサーバを移転してからなんかちょっとヘンな感じ。sendmail機能で届くはずのメールが来ない。全部来ないのならまだ分かる。4通に1通ぐらい届かないのだから話がややこしい。ほかにも不具合がありそうだけど、ここんとこ疲れきっていて確かめる気になれない。
posted by らくだ at 23:04 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2004年12月19日

辞めないエビちゃん

 お風呂から出てテレビをつけたら一連の不祥事を受けての「NHKに言いたい」という番組をやっていた。途中から見た限りでは、海老沢会長は辞めるつもりがないらしい。そんなことはおくびにも出していなかった。てっきりこの場で辞意を表明してけじめをつけるのかと思っていたのだが。

 全体的に中途半端な作りの番組だったな。ガス抜きにはなるのかもしれない。でも、抜本的な改革姿勢は少なくとも私には全くうかがえなかった。

 NHKの労組「日本放送労働組合」ホームページの主な質問と答えはおもしろい。ぜひ、このリンクに飛んで2番目の質問と答えをご覧あれ。無力感の表れなんだろうけどつい笑ってしまった。この番組を受けて何か気のきいたコメントが付け加えられるんだろうか? ぜひこのままにしておいてもらいたい。

【関連バックナンバー】
NHKの体質(7月29日)
posted by らくだ at 23:19 | 東京 ☁ | Comment(3) | TrackBack(1) | メディア | 更新情報をチェックする

ドンキ報道のバイアス

 ここんとこ足が遠のいていた駅向こうのスーパーに行ったら、いつもと様子が違う。何がおかしいんだろうと考えたら、いつもなら足元のすきまに所狭しと突っ込まれている野菜類が消えて足元がすっきりしていた。スカスカして妙な気分。ドンキホーテ放火事件の影響とみた。

 私自身、ドンキには1回しか行ったことがない。足を踏み入れたときの印象は『テレビは大きな地震があったときにコンビニ店内のビデオじゃなくてドンキ店内の様子を映せばいいのに』。要するに地震のときはドンキにいたくないなぁと思った。火事のことなんて考えもしなかった。

 そんなわけで、今回の放火事件も「圧縮陳列」がクローズアップされて伝えられている。そういう目でみると、社長の記者会見をテレビで見ても『あそこまで泣き崩れたのにすぐに立ち直ってちゃんとしゃべれるのはおかしい。ウソ泣きじゃないの?』と思えてくる。「消防庁が改善を要求していたのに対応していなかった」と非難する声もある。

 でも、ちょっと目のつけどころを変えれば、マスコミは被害者のドンキにかなり冷たく批判的な論調ともいえる。放火されたほかの店、たとえばロフトとかニューライフカタクラで死者を出すような火災になっていたら、マスコミは果たして同じような報道をしていたんだろうか。どうも疑わしい。ドンキはこれまで深夜営業で地元住民と軋轢を起こしたり、薬品販売をめぐって厚労省とやりあったりと、いわば小売業界の問題児。ヤリ玉にあげられやすいのは分かる気もする。ライブドアの堀江社長が嫌われるようなもの?

 マスコミが例えば「消防庁が改善状況のチェックを怠った」という点に目を向ければ、まったく違った報道になっていたんだろう。マスコミの論調がどっちに流れるかで世間の目が同情的になったり、批判的になったりするんだな。放火を未然に防ぐリスク管理だけじゃなくて、いざというときに批判的な目を向けられないようにするリスク管理っていうのも、ドンキには必要だったのかもしれない。 
posted by らくだ at 18:57 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(3) | メディア | 更新情報をチェックする

2004年12月18日

引っ越しはすんだものの…

 きのうのエントリーで「引っ越し完了」と書いたものの、相互リンク先への報告のことがすっかり頭から抜け落ちていた。

 もともとズボラな私のこと、リンクサイトはそれほど多くない。それなのに昨晩から始めた移転通知がなかなか終わらない。まだ半分も通知していないのに力尽きてきちゃった。みんな忙しい年末にサイトの移転なんてするもんじゃないね。
posted by らくだ at 10:10 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする