2004年10月15日

ラルフ・ネーダーというお荷物

 ラルフ・ネーダーはしつこい。15日付の ニューヨーク・タイムズ(登録していないとアクセスできないかも)によると、11月の米大統領選は30州以上でラルフ・ネーダーが参戦する見通し。ネーダーの参加により、ケリーへの得票に影響が出る可能性があるのはコロラド、フロリダ(嫌な予感)、アイオワ、メイン、ミネソタ、ネバダ、ニューハンプシャー、ニューメキシコ、ウィスコンシンの9州。

 2000年の前回選挙におけるネーダーの全国得票率は2.7%。今回の見通しは5月に5%と最高を記録したものの現在は1.5%。世論調査会社ゾグビーの広報担当が3月から9月までの世論調査を集計した結果として語ったところでは、ネーダーが大統領選から撤退すれば、ネーダーに投票するつもりだった人の41%はケリーに投票する一方、ブッシュ支持に回る人は15%にとどまる見通しという。

 ネーダーがいまだに撤退しないわけが全く分からない。当選する可能性なんてゼロ以外のなにものでもないって本人だって分かっているはずなのに。自分がリーダーにふさわしいと思い込んでいるというよりも、民主党に何か恨みでもあるのかな。前回の選挙でちょっとした「台風の目」になって味をしめたってところ?

 ディベートは3回ともケリーが勝ったということになっている。大統領先物市場では両者の価格がかなり接近したとはいえ、ブッシュ下げ止まり、ケリー伸び悩みでちょっと頭が痛い。

posted by らくだ at 22:32 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする
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