それは厳しいお叱りのメールだった。私の旅行記が地元住民の感情にまったく配慮していないという。メールアドレスからみると国内にお住まいの方みたいなので、国内の温泉めぐりの記録がお気に召さなかったみたい。具体的に書いていないので推測するしかないけど、「しょぼい」とか「さびれた」などの言葉を多様するなど、マイナスイメージの言葉を使っているのがいけないのかな。
メールの最後には「1週間の猶予を与えるので、表現を適切に書き直すように」とあった。こわ〜。気がついたのが1年以上たったきょうなので、もちろん手直しなんてしてない。まぁ、読んでいてもたぶん直していないだろうけど。2通目のメールがあるかもしれないとメールボックスをくまなく探したけど来ていなかった。
今になって反論させてもらうと、旅行記なんてレベルの差はあれ所詮、よそ者がよそ者の視点で書くもの。地元住民の機嫌を損ねないようになんて気をつかったりしたら、それこそ無味乾燥で、どこに行っても同じような旅行記になってしまう。私の場合お金をもらって書く文章はいちおう読者を想定して使う言葉を考えるけど、趣味で書き流している文章はそんなことは一切お構いなし。熱くなられても「まぁまぁ」となだめるしかない。これから返事を出すと寝た子を起こすことになりかねないので、このまま放置しちゃおう。