2004年09月30日

塗りつぶされた広告

 野球のことはもう書かないつもりだったけど気が変わった。きょうの読売新聞朝刊で週刊文春の広告が一部塗りつぶされていたからだ。消されたのは「楽天三木谷にライブドアつぶしを哀願した巨人軍桃井球団社長」の末尾「桃井球団社長」の部分と「ナベツネ帝国の逆襲」とナベツネの顔写真(今のところこちらで比較可能)。

 内容の真偽は別として大人気ないな〜。つい数カ月前にナベツネが「便所だかベンチャーだか知らないが…」とか言っていたぐらいなんだから、もうちょっと大きく構えられないもんかね? こんなことで世界一の発行部数を誇る?新聞が広告を検閲するなんて、あまりにもみっともない。

 これまでの報道をみていると、楽天が断然有利ながら仙台市民は大多数がライブドアを支持しているとか。まぁ、あたしゃ、どっちでもいいと思っていたんだけど、強いていえばライブドア支持かな。楽天が財界の大物をバックにつけるのって虎の威を借る狐そのもの。本拠地を仙台に決めたのもライブドアに薮を切り開かせておいて後からついてきたって感じがしなくもない。

 翻ってライブドアのホリエモン(堀江社長)。彼にはある種の胡散臭さが漂っていることは私も否定しない。しかし、テレビの前で楽天のことを「3年連続赤字で今期の最終赤字は500億円って知ってます? そういう会社でもいいんですか?」みたいなことを言っていた(発言を一言一句覚えているわけじゃないのでこんな感じということで勘弁されたし)のを聞いたときは、「青いなぁ」って思ったのも事実。

 でもさ、どうせ新規参入するんだったらライブドアの方が既成概念にとらわれず、プロ野球の古い体質をぶち壊してくれそうな気がするんだよね。服装的にもホリエモン支持。地球温暖化だ猛暑だと騒ぎながらみんなでスーツにネクタイ着用っていうのが恐ろしく浪エネだとこの夏は特に感じたから。 
posted by らくだ at 22:54 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(5) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年09月29日

北京・上海がベトナムに化けた

 この秋は義父母がデルタ航空で貯めたマイレージを利用し、ノースウエスト航空で北京in上海outの旅をする予定だった。温泉的にはあまり魅力のない旅先ながら、私はまだ北京に行ったことがないから万里の長城も見ていない。上海もしばらく行っていないし、リニアにも乗ってみたいしと考えていた。

 夫が予約をしたらすんなり入った。でも、盲点があった。ちょっと前から必要な参るが2万マイルから2万5000マイルに引き上げられ、アジア全域が2万5000マイルになってそうだ。それだったら、近場の北京に行っても損だよな〜という話になる。

 そこでデルタの2万5000マイルでいけるところを検討。2人ともまだ行っていないベトナムが急浮上した。予約をホーチミンinのハノイoutに変更する。大韓航空を利用してソウル乗り換えで往復し、統一鉄道でホーチミンからハノイまで北上することにした。ベトナムにめぼしい温泉があるのか、これから調べなくちゃ。
posted by らくだ at 22:24 | 東京 ☔ | Comment(6) | TrackBack(1) | 旅日記ほか旅関連 | 更新情報をチェックする

2004年09月27日

「新記録」と「最高記録」

 きのう休載した分を取り戻しちゃおう。ベルリン・マラソンで一番気になったのは、渋井陽子がQちゃんの記録を破って復活を遂げたことでも、専用ペースメーカーが3人もついていたことでもなく、実況中に「日本新記録」という言葉が何回か出てきたことだった。

 きょうの朝刊(うちは日経)をみても、「渋井復活 日本新V」と見出しがある。あれ〜おかしいな。かなり昔に「新記録」から「最高記録」に統一されたと記憶していた。聞いた話では「トラック競技なら場所が変わっても競技条件はそれほど変わらないけど、マラソンは場所によって勾配などが違っていちがいに比べられないから、『新記録』ではなくて『最高記録』として用語を使い分けている」ということだった。その時は『は〜細やかなんだな〜』と半ば感心して半ばあきれたもんだ。

 それがなんで元に戻ったんだろう? ひょっとして今度はペースメーカー付が「新記録」で、ペースメーカーなしが「最高記録」だったりして。でも、ペースメーカーといっても、自分専用の人が3人も付くきのうのみたいなのもあれば、日本で開催されるマラソンみたいに全体で2人程度っていうの(ラビット)もあるから、ちょっと一緒にできないな〜。一流選手がペースメーカーなしで走るのって世界選手権とオリンピックぐらいかな。

 あたしもマイ・ペースメーカーつけて走りたかったな。そしたら絶対に4時間半は切れたのに(えらくレベルの低い話だ)。

 それでも、渋井の復活にはおめでとうといいたい。7月に昆明−関空ー羽田と同じ飛行機で帰ってきたときは、大阪の惨敗振りが鮮烈だっただけに、ちょっと声をかけるのをためらった。そんなことを何も知らない夫が果敢に「妻がマラソン好きなので」と声を掛け、少し話して一緒に写真を撮ってもらった。アテネに出られないことを思うと「頑張ってください」という薄っぺらい言葉はとても口にできず、「また次のマラソンで豪快な優勝インタビューに期待しています」と伝えたから、望みをかなえてくれたってところだ。
タグ:マラソン
posted by らくだ at 21:40 | Comment(6) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする

著作権侵害を助長するGoogle

 Googleの検索画面にいつからだったか、ウェブ、イメージ、ニュース、グループ、ディレクトリといったカテゴリが出るようになった。きのうこのイメージ検索というのを初めて使ってみて仰天した。どうみたって画像のパクリのためにある機能としか思えないからだ。

 例えば、イメージ検索の画面で、「ハンガリーの温泉」とキーワードを入れてやると、検索結果はこの通り。全部で9枚の写真が現れるうち、左上の2枚は私のサイトで使っている写真だ。海外の温泉のコンテンツはまったく別の理由でかなり前に引越してしまったので、写真をクリックしても「該当のページが見つかりません」と出てくる。気になるのは、上の欄外に出てくる「この画像は著作権が存在する可能性があります」という注意書き。

 私の知る限り、ネット上で公開されているほとんどの画像には著作権があり、「この画像は著作権フリーですからご自由にお使いください」なんていう記載はほとんど見かけない。言い訳みたいな一行を入れれば、画像ライブラリみたいに提供しても許されるの? 納得できない。イメージ検索をする人って単にみるだけじゃなくてパクリ目的の人だっているはず。それに注意書きの上には画像のURLがある。これじゃ画像がアップされたままだったら簡単に外部から直リンクできてしまう。こんな風にしてみると、私の写真が一気に15枚も出てきたよ…。

 イメージ検索に関するFAQをみると、ようやく次のような説明がある。
Google イメージ検索サービスによって表示される画像の中には、著作権で保護されているものもあります。Google のサービスを通して検索した画像をご使用になる場合は、そのサイトの所有者にお問い合わせになり、必要な許可を取得してください。
 でもさ、パクる側はわざわざそんなとこ見るはずない。目指す写真があれば、「あ、ラッキー」でおしまいだよ。Googleはきめ細かいサービスを提供しているつもりかもしれない。でもこれじゃ、結果的には著作権侵害を奨励しているのと同じだ。

 別のところには「Googleのイメージ検索からの画像を削除する」という項目があった。おっ、これだこれだと読み進む。
イメージ 検索のインデックスから画像を削除するには、サーバーのルートに robots.txt ファイルを作成して問題のサイトに配置して下さい。
 意味が分からないのでググってみた。うう、難しい…。暗号を解読するような気分で熟読した結果、どうもこのrobots.txtというのは私には使えないことが分かった。独自ドメインの人なら個人で設定できるけど、ISPのホームページサービスを使っている人間はサーバー側がそんな設定をしてくれるはずもないので諦めるしかないみたいだ。要するにダルマ状態ってわけ。そろそろ容量もいっぱいになるし、独自ドメインを取って引越しかな。

 25日の「形骸化する著作権」で書いた、著作権侵害の件は、向こうの管理会社にかなりキツイ感じで2通目のメールを出したのがよかったのか、「ユーザーに連絡して一両日中に問題のあるページすべてを削除してもらいます。ちょっとお待ちください」みたいな返事がきた。サーバー側が一方的に削除すればいいのにと思いつつ、見守っているところ。27日午後8時半すぎの段階ではまだ消えていない。
posted by らくだ at 21:05 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(4) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2004年09月26日

本日休載

 きのう書いたゴタゴタの対応に追われているため。かなり力を込めて2通めの抗議のメールを書いたので、明日にはなんらかの対応があると期待しつつ。

 疲れた…。
posted by らくだ at 23:28 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ、訂正など | 更新情報をチェックする

2004年09月25日

形骸化する著作権

 インターネットが普及するにつれ、著作権というものがどんどん無意味になっていく。弱小サイトを営んでいる私にも「もっと大きな写真はないんですか?」とか「この間までトップページに載っていた写真が欲しいのですが、どこにありますか?」というメールが来る。そのたび、写真素材を配布しているサイトではないことを説明してきた。それで相手が納得したかどうか知らない。

 先日はそれがエスカレートした。私のサイトのコンテンツのかなりの部分が知らないうちに外国語に翻訳されたうえ、付随するすべての写真も直リンクで利用されていた。私はまったく知らず、外部からの指摘で分かった。

 最初は、『海外に日本の温泉を紹介してもらえるならいいか』とのんびりしていたのだが、そのサイトをよく見るとしっかりと著作権を主張する記述があった。それじゃ、まるでこっちがパクリサイトみたいじゃない。こっちはコンテンツのページには「文章と写真の無断転載は固くお断りします」と書いている。その一行を除いて翻訳されていたのが確信犯だと物語っている。

 なんだかな〜。著作権の帰属はトップページにしか書いていないし、こういう人たちがわざわざトップページまで飛んで著作権についての記述を確かめるとは考えにくい。これじゃすべてのページに著作権の帰属を表記した上で、No reproduction or republication without written permissionて書かないといけないじゃない。多分、それでも防止効果はないだろう。

 ちょっと調べてもらったところ、写真の外部呼出しが増え、毎日の転送量も多くなってサーバーにはそれなりに負荷がかかっているらしい。ひょっとしたらパクリサイトのほうがアクセスが多いのかも…。それも悲しいなぁ。問題サイト管理人のメールアドレスがどこにもみつからなかったので、サイトが置かれているサーバーの管理会社にメールで問い合わせた。どうも著作権に対する概念が私とは違うみたいだ。「そのサイトはあなたのサイトにリンクしているので、当社の基準では著作権侵害とはみなしません」というものだった。確かに1ページだけ、一番下までスクロールすると私のサイトの一番下の階層にディープリンクしているけどね…。

 考えてみると、ブログ界でも著作権・肖像権侵害は多い。ニュースサイトやテレビから勝手に持ってきた写真を貼っているブログは数え切れないぐらいだ。新聞社やテレビ局も個人のサイトにいちいち怒鳴り込んでいられないだろう。最初はブログに載っているそういう画像に抵抗感を覚えたけど、最近では感覚が麻痺してきた。そのうち「著作権についてグダグダいうヤツはネットに情報を公開するな」という時代になるかも。心の準備ができていない。

【関連エントリー】
著作権侵害を助長するGoogle(9月27日)
posted by らくだ at 21:26 | 東京 🌁 | Comment(6) | TrackBack(1) | Web&ブログ | 更新情報をチェックする

2004年09月24日

ケリーのアキレス腱

 3月3日に「逆タマ大統領は誕生するか」というエントリーを書いた段階では、テレサ・ハインツ・ケリーは吉と出るか凶と出るか、まったく分からなかった。現段階でどちらと出たかと聞かれたら「凶」と答えざるを得ない。

 記者に対して「Shove it!」なんていう汚いことば(意味が知りたい人は調べましょう)を言ったのをテレビで何回も映されちゃったし、彼女の率直さはどうもいい方向に出ていないようだ。8月のファーストレディ支持率調査でも、ローラ・ブッシュが70%、テレサが43%と大きく差がついた(日経新聞)。

 ケリーの立場がやばくなってきたのを認識しているのか、22日の講演では「オサマ・ビンラディンが10月に現れても驚かない」ときた(The Business Journal)。ようするに、選挙前にビンラディンがつかまれば、ブッシュの支持率がさらに高くなってケリーは負けてしょうがないといいたいんだろう。早くも言い訳モードに入っているような雰囲気。
posted by らくだ at 23:07 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年09月23日

陳麻婆豆腐

陳麻婆豆腐 成都で行った麻婆豆腐発祥の店、陳麻婆豆腐の味を再現した麻婆豆腐の素を近所のスーパーで売っているのを発見して買ってみた。400円以上して一瞬迷ったけど、3、4人分が4回作れるので、国産の商品と比べてもそんなに高くないかも。我が家では3、4人分を2人でペロッと食べちゃう。

 本家の陳麻婆豆腐では、それぞれが一番小さな皿を頼んだ。インドに住んでいたときは毎日現地人向けのカレーを食べていて辛いものは何でもござれの私でも、これは平らげるのに四苦八苦。おいしいんだけど、辛いというよりも痛いぐらい。唇の感覚がなくなるし、口から火を吐く竜になった気分だった(夫は翌日お尻から火を噴いたそうだ)。

 日本向けの商品は辛さもマイルド(それでも国産品よりは辛い)で食べやすく、インスタントにしては結構おいしかった。辛い料理が好きな人にはお勧め。日本の麻婆豆腐との違いは水分があまりないことだな。豆腐一庁に入れる水は50CCだし、袋に入った出汁も水気があまりない。あと3回分あると思うとちょっと嬉しい。
posted by らくだ at 23:57 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | 更新情報をチェックする

2004年09月22日

危険人物とみなされたキャット・スティーブンス

 キャット・スティーブンスといえば、私だって名前だけは知っているアーティスト(っていうか歌手)。名前だけじゃなくて、代表曲の「雨にぬれた朝」もCMに使われたから聞き覚えがある。

 そのスティーブンス、1977年にイスラム教に改宗して名前もユセフ・イスラムに変えていた。全然知らなかった。そんな人がなぜ話題になったかっていうと、ロンドンから米ワシントンにUA919便で向かっていたところ、米当局の「監視リスト」の一種に名前が載っていることが判明、飛行機は1000キロ離れたメーン州にダイバートし、スティーブンスは入国を拒否された。(BBC

 米当局は入国を拒否した理由を詳しく述べていない。スティーブンスは4年前にはイスラム兵士を支援したとしてイスラエルから追放されているそうで、これが「監視リスト」に載った理由かな。人気歌手が富と名声を捨ててイスラム教徒に改宗、ロンドンでイスラム教の学校を建てて、布教や教育に携わっているっていうだけでビックリだ。元有名歌手の人生模様っていう点では田代まさしなんかよりもずっと興味深い。

【追記】AP通信の22日の報道。ある当局者が複数の諜報機関の見方として話たところによると、スティーブンスはテロリストの可能性がある人物と関係している恐れがある。別の当局者によると、93年にワールドトレードセンター爆発事件を起こした犯人やハマスに資金提供している疑いもあるという。(元記事

 BBCによると、23日に英国に戻ったスティーブンスはヒースロー空港で記者会見し、「おかしい。私は慈善活動によって知られているのだから(米当局は)何らかの説明をすべきだ」と述べた。FBIに身柄を拘束されていたときの扱いは丁重だったとか。
posted by らくだ at 22:46 | 東京 ☁ | Comment(9) | TrackBack(1) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

ラザーゲートの顛末

 米CBSテレビの名アンカー、ダン・ラザーの威信が地に落ちている。ジャーナリスト生命の危機にあるといったほうがいいかな。いわゆるラザーゲートというやつだ(アメリカではスキャンダルがあると、ウォーターゲートにあやかってモニカゲートなどなにかとゲートをつけたがる)。

 ブッシュに不利な報道をしたものの、その後ろ盾となっていた情報の信憑性が疑わしいことを認め、CBSともども謝罪したのだ(ラザーの声明)(CBSのまとめサイト) 

 9月8日に放送された「60ミニッツ」で、ラザーはブッシュがテキサス州兵だったときに上官がブッシュへの特別な配慮を要求されていたという疑惑を伝えた。その裏づけとなったメモはブッシュの上司(故人)が書いたものとされていた。ところが、番組が終わってから、「あのメモは当時は存在しなかったマイクロソフトのワードで書かれたものに違いない」という情報がネット上をかけめぐる。(ワシントンポストによる検証

 メモを書いた張本人は死んでいるものの、当時の秘書は「内容は上司の認識と同じだといえるが、私はこの文書をタイプしていない」と証言、一気に形勢が悪くなった。

 追跡番組で明らかになったのは、情報提供者がこのメモは「ほかの州兵から入手した」とウソをついていたこと(本人は入手先を明らかにするうえで誘導されたように感じている)、放送前に情報の真偽をCBSが確認するはずと思い込んでいたことだ。一方のラザーもCBSが確認すべきだったと認めているというのだから、お粗末というよりない。

 リベラル派の中には「真偽が確認できないからといってニセモノとは限らない」という声もあるけど、ちょっとその言い分は説得力に欠ける。

【関連エントリー】
ダン・ラザー降板のモヤモヤ(11月24日)
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2004年09月21日

米大統領選ディベート

 備忘録。ケリーとブッシュが大統領選に向けて3回のディベートをすることで合意した(ケリーのブログ)。エドワーズとチェイニーのディベートは1回。予定は以下の通り。
9月30日 フロリダ州コーラルゲーブルズ(マイアミ大)
10月8日ミズーリ州セントルイス(ワシントン大)
10月13日アリゾナ州テンピ(アリゾナ州立大)
 1回目は外交と国防、2回目はすべての問題、3回目は内政と経済がテーマだそう。

 副大統領候補のディベートは10月5日にオハイオ州クリーブランドで開催される。数カ月前はチェイニーの続投はないという見方が優勢で、後任はジュリアーニ前NY市長とか、パウエル国務長官とか言われていたのに…。
posted by らくだ at 23:09 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする

2004年09月20日

本日休載

 きょうは祭日なので、お休みします。あまり言い訳になってないか。ちょっとドツボにはまっていることがありまして…。
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2004年09月19日

オレオレ詐欺被害者の体験記その2

 9月7日に書いた「オレオレ詐欺被害者の体験記」に、きょうになって本当に被害に遭ってしまった人からのコメントが寄せられた。被害者のタイニーさんは本当にお気の毒で、読んでいてこっちがつらくなる。同時に犯罪者への怒りがこみ上げてきた。オレオレ詐欺って大方の人が認識しているよりもずっと身近な犯罪になっているのは間違いない。

 Internet Watchによると、ことし1月から7月のオレオレ詐欺認知件数は7623件、そのうち実際に被害にあったのは4647件。ざっと6割だ。まぁ、被害を未然に防いだ人は「あ〜よかった」と安心して届け出ない人もいるだろうから、実害にあった人の割合が大きくなっているとは思う。それにしても、ちょっとこの数字多すぎませんか? しかも被害総額は77億2023万円、平均すると1件当たり166万円の被害になる。検挙は580件だから検挙率は12%ってとこ。

 その上なっとく法律相談を読むと、たとえ犯人が検挙されてもお金を取り戻すのは大変そうだ。提訴に時間とお金がかかるだけでなく、犯人に財産がなかったらそれまでとか…。

 こんな深刻な事態に警視庁はどうしているのだろうとホームページを覗きにいって見つけたのが、敬老の日スペシャル警視庁特別カードというオレオレ詐欺防止掲示板セットとメッセージカード(ぜひリンク先に飛んでいって見てね)。拡大してみて思わずのけぞった。なんじゃこりゃ。「あの〜警視庁のみなさん、ご存知ですか? オレオレ詐欺って日々進化しているんですよ。こんな子供だましみたいなグッズで犯罪が防げると本当に思っているんですか?」といいたい。犯罪者側が大学生か大学院生の知識をもっているのに警察側が幼稚園児か小学生レベルだね、これじゃ。なんかもう、お先真っ暗だ。

 交通事故を装ったオレオレ詐欺が増えているのだから、「実際に事故があったときの処理はこういう流れになります」っていうのを発表すればいいのに。また犯人側が対策を講じてイタチゴッコになるからと諦めているんだろうか? ちょっと怠慢すぎるよ。

 マスコミも力不足だ。「オレオレ詐欺があって被害者は○○○万円を騙し取られました」というような報道は数あれど、どんな方法で騙されたかの具体的な説明はない。模倣犯が出たらまずいと思っているのかなぁ。だから一般市民は「またオレオレ詐欺なの? なんでこんなに話題になっているのにこの期に及んで騙されるのかなぁ」などと油断しているのだ。次に被害に遭うのは自分かもしれないのに。

 そういう意味では、ブログなどネット上で手口が読めるのは本当にありがたい。でも、大方の場合、こういう情報を得られるのは自分から探した人だけなんだよね。騙されて、あるいは騙されそうになって初めて手口を調べる人もいそうだ。

 そういうわけで、先日リンクしたサイトを含め、参考になりそうなサイトを以下に列挙するのでぜひご覧ください。英語の電話がかかってくることもあるそうでビックリ。

【関連サイト】
オレオレ詐欺の最新手口(悪徳商法・詐欺の犯罪対策室)
オレオレ詐欺、4部作(from Shun)
実体験!オレオレ詐欺の手口1(Filtration)←9月7日のエントリーで紹介した体験記(全5回)の1
posted by らくだ at 17:17 | 東京 ☁ | Comment(10) | TrackBack(0) | 話題 | 更新情報をチェックする

2004年09月18日

期待を裏切らない読売新聞

 プロ野球初のストが昨晩決まってから、ずっとワクワクして待っていた。きょうの読売新聞朝刊の社説。ファン裏切る“億万長者”のストだって。よしよし、見出しだけみても嬉しくなっちゃう程予想通りの論調だ。

 ちなみに朝日新聞は「やむをえない」という論調、毎日新聞は「責任はNPB(日本プロ野球組織)の怠慢にある」としている。

 あたしゃ選手側を全面的に支持しているわけじゃない。ファンのことをどれだけ考えているのか全く不透明で、わが身かわいさからゴネているだけにもみえる。

 それに、ストやるにしては腰が引けているような気もする。週末限定でいわゆる時限ストをやるんじゃなくて、やるんだったら無期限ストを構えるべきだ。なんか中途半端で支持する気になれない。
posted by らくだ at 10:44 | 東京 🌁 | Comment(2) | TrackBack(0) | スポーツ | 更新情報をチェックする

2004年09月17日

幻だったキノコ雲

 韓国当局者がきょう記者会見し、9日に起きたという北朝鮮北部での大爆発はなかったと述べたそうだ(読売新聞)。オイオイ、何なんだよ!

 直径3.5−4キロのキノコ雲が観測されたんじゃ? いまさら自然の雲の可能性が大きいといわれてもねぇ。韓国の情報収集能力ってその程度なの? とても信じられない。

 いまの段階じゃ、「北朝鮮よりも韓国の言うことを信じる」っていう人が圧倒的に多いと思うけど、今回の騒ぎに関しては、韓国自らの核開発について事実がボロボロ出てきて立場がやばくなり、国際社会からの非難の矛先を北朝鮮に誘導するため動いたとみられてもしょうがない。

【関連バックナンバー】
キノコ雲と発電所建設(9月13日)
朝鮮半島の非核化は掛け声倒れ(9月3日)
posted by らくだ at 22:30 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 国際ニュース | 更新情報をチェックする