フィリピン軍がきょう、イラクからの撤退を完了したみたいだ。(
Manila Times)トラック運転手デラクルスさんを人質にとっている武装勢力は撤退期限を7月末まえ延長していた。随分素早い撤退だな。これでデラクルスさんが無事に解放されることを祈ろう。
フィリピンは国民の10人に1人が海外で働いているとも言われていて、中東に出稼ぎに行く人も多い。世論がデラクルスさんに同情的になるのも分かる。そもそもフィリピンが送っていたのは51人だけなんだから、撤退してもイラクではそれほど影響ないんだろう。(自衛隊が撤退したら影響はあるのか?)
犯人グループの要求に応じて撤兵しても、国際的な立場はどってことないんだな。アメリカがフィリピンに文句を言ったという短い記事を読んだぐらいだ。スペインも間接的とはいえ、テロリストの要求を受け入れた格好になったのに、アメリカ以外の国から非難が寄せられて外交上に支障が出るってことはなかったみたいだ。「負けるが勝ち」っていう対応もあるのかも。
イラク絡みでちょっと気になっている記事がある。
STRATFORの16日付の欄に出ている「ロシアがイラク派兵を検討」というやつ。
Moscow is considering a request by the Bush administration to send Russian troops to Iraq or Afghanistan this fall, just before the U.S. presidential election. (ロシア政府はブッシュ政権の要請により、ことし秋の米大統領選の直前にイラクかアフガニスタンに軍隊を派遣することを検討している。=筆者訳)
出て行く国もあれば、あらたに入ってくる国もある? イラクの各種利権を狙っているとすれば、ちょっと出遅れたね。このロシアの話、ほかのニュースサイトでは一切見つからない。ガセネタ?
【追記】
プラウダによると、ロシア外務省のスポークスマンは、イラクへの平和維持軍の派遣を否定した。やっぱりガセネタだったみたい。(7月25日記)
posted by らくだ at 23:03
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