A・Rajという南インド料理の店。マサラドーサ・セット(写真)は1100円と、普通のカレーセット(800円)に比べて高め。シンガポールでは1.5SGDだったというから日本円で100円ぐらいかな?
マサラドーサといえば、インド留学中には週に2、3回は同級生と学校帰りに食べていたスナック。インドのクレープといわれている。もちろん甘くなくてカレー味。皮はマメとコメの粉を発酵させたものが原料。中にジャガイモのサブジ(蒸し煮)を巻き込んでいて、さらにサンバルというカレーをつけて食べる。東京では南インド料理を出すレストランがそんなにないので、ここ以外で食べたことがあるのは麹町のアジャンタだけだと思う。
私は留学中にホームステイしていたので、手でカレーを食べるのは得意種目。お店のご主人はそれを見抜いたのか、ナイフとフォークを使って一切れずつサンバルにつけて食べている私に「手で食べたほうがおいしいですよ」と言って、サンバルをドーサの上から全部かけちゃった。そこで久しぶりに右手を使って食べる。ウマイ! 本場インドのカレーって金属を使わずに食べると味が違うのはなぜだろう? 皿の上に敷いたバナナ葉っぱも雰囲気を出していて嬉しい。
ホームステイ先では手でカレーを食べる際は第2関節から上をカレーで汚さないようにと教わった。慣れるとそんなこと簡単だったのに、きょうは久しぶりだったので指全体がぐちゃぐちゃになってしまった。
食後はチャイ(インドのミルクティ)がついてくる。金属製のコップと深めの受け皿が出てきて、右手で高く掲げたコップからお腹のあたりに持っている皿へ、また皿からコップへと全くこぼさずに何回か紅茶を往復させるパフォーマンス?つきなのでビックリ。もちろんインドでは見たことあるけど、日本でこんなサービスしてくれるところ初めてだ。結局、夫よりも私が喜んだみたいだ。
A・Raj 東京都豊島区南池袋2−42−7
電話03−3981−9688
昼 11:30−15:00
夜 18:00−23:00
火曜日定休 有楽町線東池袋駅1a出口、首都高の下