2004年04月14日

プラウダの暴走が止まらない

 ロシアの新聞プラウダが極めて個性的な報道を展開している。すべてインターネット版の記事から紹介。

 まず4月9日付で「日本の特殊部隊が人質救出に出発」という記事。日本の自衛隊もテロ対策の特殊部隊をつくったとかいう記事は先日みた記憶があるけど…。
The government sent a group of special forces to release the hostages. There is no information on the number of the servicemen in the special forces unit and their equipment. This is the same unit which rescued the group of Japanese architectures in Kyrgyzstan in 1999.
「(日本)政府は人質救出のために特殊部隊を派遣した。部隊の人数や装備の情報はない。これは99年にキルギスで日本人建築家(原文ママ)救出したのと同じ部隊」(翻訳筆者)だって。最後の文章が恐ろしくウソっぽいと感じるんだけど、知らないうちに日本の特殊部隊がキルギスで大暴れしていたんだろうか?

 プラウダのサイトには掲示板もあり、各ニュースについて意見が交換されている。日本人人質についてのスレッドも見付けた(途中で話題が日本から離れてる)。

 再びプラウダの紙面に戻る。13日付は「シーア派指導者拘束」イラクのサドル師がアメリカ軍に身柄を拘束され、パレスチナ・ホテルにいるという内容。ほかでは読んだり聞いたりしていないなぁ。同じく13日付には「サダム偽者説」の報道も。25年間連れ添った前妻がサダムに面会し、この人はサダムじゃなくて替え玉だと言ったという話。ただし、この前妻の話についてはプラウダも懐疑的だ。

 プラウダって東西冷戦時代は格式ある新聞だと思い込んでいたけど、結構キワモノ新聞だったりして。

【参考サイト】暗いニュースリンク

【追記】コメント欄を参照していただければ分かる通り、プラウダのいうspecial forceは「警視庁の国際テロ緊急展開チーム」の事ではないかという御指摘をいただきました。
posted by らくだ at 21:34 | 東京 ☔ | Comment(6) | TrackBack(0) | メディア | 更新情報をチェックする